コラム

大人になってから、国語を誰かと学ぶということ

わたなべ

本を読んでいて、もう少し丁寧に理解したいと思うことがあります。

ある一文が気になって先へ進めなかったり、読み終えたあとで、何が書かれていたのかをうまく説明できなかったりすることもあります。

大人になってから、国語を学び直してみたい。そのきっかけは、日々の小さな場面にあるのかもしれません。

学校で国語が得意だった方も、苦手だった方も、今の自分で文章を読んでみる。分かるところから始めて、誰かと考えを交わしてみる。和会塾では、そのような大人の学びを、オンラインの1対1でお受けしています。

理解を確かめられるところから

学び始めるとき、年齢に見合った難しいものを選ばなければならない、と考える必要はありません。

短い文章の意味を確かめる。指示語が何を指しているのかをたどる。二つの文がどのようにつながっているのかを見る。中学生向けの教材を使って、読むことの基礎から取り組むこともできます。

対象学年は、教材を選ぶ際の目安です。今の自分が読んで考えられるか、分かったことを自分で確かめられるか。その感触を大切にしながら、扱うものを選びます。

一つの問題に時間をかけても構いません。答えを選んだ理由を話してみて、本文を読み返す。それまで何となく通り過ぎていた言葉の働きが、そこで初めて見えてくることもあります。

自分の読み方を誰かに話してみる

一人で読むときには、分からないところをそのままにして先へ進むこともできます。一方で、どこが分からないのかを、うまくつかめないまま立ち止まることもあります。

誰かと一緒に読む時間には、その途中を言葉にしてみることができます。

「ここまでは分かるけれど、この一文から分からなくなりました」

「私はこう受け取ったのですが、本文にはそこまで書いていない気もする」

説明がうまく整わなくても、そこから本文を見直せます。どの言葉を手がかりにしたのか。どこで自分の経験や予想を重ねたのか。別の読み方をすると、前後の文とつながるのか。

こちらから語句や文法、文章の組立てを説明することもあります。その説明のあとで、今度は自身の言葉で言ってみる。必要な知識を学ぶことと、自分がどう理解しているかを確かめることを、行き来しながら進めます。

正答のある問題では、本文や設問に照らして答えを確かめます。同時に、なぜ迷ったのか、どう考え直したのかにも目を向けます。その過程に、自分で次の文章を読むための手がかりがあります。

書いてみると、考えていたことが見える

話すことに加えて、短く書いてみることもできます。

読んだ内容を二、三文でまとめる。気になった一節について書く。同じものを別の言葉で説明してみる。長い文章を完成させようとしなくても構いません。

書こうとすると、分かったつもりだったところが曖昧なままだと気づくことがあります。反対に、書きながら「自分はここを気にしていたのか」と分かることもあります。

書いたものを一緒に読み、何が伝わるかを確かめます。言葉を補うのか、順序を変えるのか、それとも、まだ決めずに考えておくのか。整った言い方を先に当てはめず、表現しようとしていることを土台に、必要な知識や表現の方法も扱います。

好きなものや日々の出来事も話題になる

文章について話しているうちに、自分が見聞きしたことを思い出す場合があります。反対に、日々の出来事について話す中で、ある言葉の意味を調べたり、関連する文章を読んでみたくなったりすることもあります。

本や映画で心に残ったこと。初めて見た景色。試してみて面白かったこと。仕事や暮らしの中で、もう少し考えてみたいこと。話題はみなさんの関心に応じてさまざまです。

好きだった場面を話してみると、相手は違うところに目を留めているかもしれません。似た経験だと思っていたことにも、話すうちに違いが見えてくることがあります。そうしたやり取りを楽しむことも、ここで過ごす時間の一つです。

考え込んでいることがあるときには、何が起きたのか、どの部分が気になっているのか、自分はどうしたいと思っているのかを、少しずつ確かめます。必要に応じて別の見方や選択肢も考えますが、その日のうちに結論を出すとは限りません。

もちろん、文章や問題に集中して学ぶこともできます。教材に日常的な場面が出てきても、ご自身の経験を話す必要はありません。何を扱い、どこまで話すかは、ご本人の希望を大切にします。

学びたいことが変わる場合

初めは読解を学びたいと思っていても、しばらく取り組むうちに、自分でも文章を書いてみたくなるかもしれません。対話を重ねる中で、国語の問題を一緒に解いてみようと思うこともあるでしょう。

和会塾では、国語と対話の割合を毎回同じにする必要はありません。文章をじっくり読む回も、話すことを中心にする回もあります。国語を中心とした学びを続けていくこともできます。

前に話したことを後日もう一度取り上げたり、同じ文章を読み直したりすると、以前とは違う言葉が出てくることもあります。継続する時間には、そうして戻りながら考えられるよさもあります。

何を学ぶかを、初めからすべて決めておく必要はありません。その時々の理解や関心を確かめながら、取り組む内容と進め方を一緒に考えていきます。

まずは自分で取り組んでみたい方へ

和会塾では、大人向けの国語ドリルや、読解の基礎を確かめる教材を無料で公開しています。受講の有無にかかわらず、ご自身のペースでお使いいただけます。

気になる課題を一つ選び、考えてみる。解答や解説を読んで、自分の答えと比べてみる。そのように一人で取り組むことにも、十分な学びがあります。

大人のための無料国語教材を見る

読解の基礎を確かめる教材を見る(中学生向け)

1対1で学ぶ時間を持ちたい方へ

大人の方の国語の学び直しや、日々の経験・関心について考える時間は、Zプランでお受けしています。国語を中心に学ぶ場合も、対話を中心にする場合も、その時々に扱いたいことから始められます。

オンラインの1対1で、月4回を基本としています。月額は60分24,800円、90分29,800円(税込)です。

大人の対話と国語・Zプランの内容と料金を見る

和会塾は、診断・治療・心理療法を行う場ではありません。学びと対話の場として、ご本人が読み、考え、言葉を選ぶ時間をともにします。

初回無料体験では、ご希望をうかがい、文章を一緒に読んだり、対話したりする時間を20〜30分ほど持ちます。相談を含め、全体で約45〜60分です。扱う教材や話題が決まっていなくても構いません。

初回無料体験の内容と流れを見る

体験の場で、受講を決める必要はありません。実際に言葉を交わしてみて、ご自身に合う時間かどうかを確かめていただければと思います。

ABOUT
わたなべ
わたなべ
東京大学法学部卒業。
司法試験合格、研修後、業界を転向。
“対話で学びを拓く”をテーマに活動しています。
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