推薦入試と進路を
自分の言葉で準備する
推薦入試の準備というと、志望理由書を書き、面接の答えを整えることが思い浮かびます。
けれど、その前には、どの制度を利用できるのか、いつ何を提出するのか、その大学で何を学びたいのかを確かめる過程があります。
自分の経験や関心は、初めから入試に使いやすい言葉で並んでいるわけではありません。何が心に残っているのか、なぜそれを大切にしてきたのか、まだ分からないことは何か。対話し、資料を読み、文章を書き直す中で、少しずつ輪郭が見えてきます。
和会塾では、制度と日程を整理する作業と、生徒さん自身の言葉を育てる時間を切り離しません。推薦入試を選ぶか迷っている段階から、提出書類・小論文・面接の準備まで、現在地に応じて進めます。
| 項目 | 内容 |
| 対象 | 大学入試で総合型選抜・学校推薦型選抜・自己推薦等を検討する生徒さん。 志望先や入試方式を検討中の段階も含みます |
| 形式 | オンライン・1対1 |
| Cプラン | 推薦入試の制度・提出書類・小論文・面接を中心に準備 |
| Sプラン | 一般入試の国語・推薦入試・小論文・対話を総合して準備 |
| 回数 | 月4回を基本 |
| 初回 | 無料体験で、現在地と次に行うことを一緒に整理できます |
志望校やプランを決めてから開始する必要はありません。『何から考えればよいか分からない』という状態も、そのままお聞かせください。
[最初に行うこと] 募集要項と、推薦を選ぶ理由を確かめる
[進路の段階] 志望先が決まっていないときの始め方
[支援内容] 和会塾で一緒に行うこと
[支援の境界] 和会塾が行わないこと
[プラン] CプランとSプランの違い
[初回] 無料体験で確かめられること
推薦入試の準備は、書類を書く前から始まります
総合型選抜、学校推薦型選抜、自己推薦などは、名前が似ていても、出願条件や必要書類、評価の仕方が大学・学部・年度によって異なります。まず、その年に大学が公表している情報を読み、準備の全体像をつかみます。
大学と学校が示す情報を、基準にします
調べる内容は、たとえば次のとおりです。
- 出願資格、評定、履修科目、資格・活動等の条件。
- 出願期間、試験日、合格発表、入学手続の期限。
- 志望理由書、活動報告書、推薦書、課題、ポートフォリオ等の提出物。
- 字数、書式、ファイル形式、提出方法、受験料その他の手続。
- アドミッション・ポリシー、選考方法、面接・小論文・口頭試問等の内容。
- 専願・併願、一般入試との関係、学校内で必要となる手続。
まとめサイトや過年度の情報は手がかりになりますが、最終的な基準は、その年度の大学公式資料です。学校推薦では、大学の要項に加え、在籍校の締切や校内選考も確かめます。
推薦入試を選ぶかどうかも、検討の一部です
推薦入試は、受験機会を一つ増やすだけの方法とは限りません。提出書類、活動の振り返り、小論文、面接などに時間を使うため、一般入試の学習との配分も考える必要があります。
大学が求める人物像に自分を合わせる前に、そこで本当に学びたいのか、その方式で自分を伝えたいのかを考えます。推薦を選ばない判断も含め、制度と本人の両方を見ながら整理します。
[考え方を読む] 推薦入試の本質と、その指導のあり方を読む
進路を決め切れていなくても構いません
『将来したいことが分からない』『大学や学部をどう選べばよいか分からない』という段階で、完成した志望理由を求めても、言葉はなかなか出てきません。まず、選ぶための材料を増やし、自分がすでに感じていることを確かめます。
話の入口は、日々の小さな場面で構いません。
- 時間を忘れて見たり、調べたり、作ったりしているもの。
- 授業、本、動画、出来事の中で、なぜか心に残っていること。
- 社会や身近な関係の中で、納得できないと感じていること。
- 得意かどうかとは別に、もう少し知りたいと思う分野。
- 避けたい環境や、こうであれば過ごしやすいと思う条件。
職業や学問の情報、適性検査の結果も、結論ではなく材料として使います。外から得た分類へ自分を当てはめるのではなく、どこに惹かれ、どこに違和感があるのかを言葉にすると、進路の見え方が変わってきます。
[進路の材料] job tagを使って、職業や関心の幅を広げる
[実際の関わりから] 進路を身近なことから一緒に考えた例を読む
和会塾で一緒に行うこと
必要な作業は、志望先、入試方式、時期、現在までの準備によって変わります。初めに全体を見渡し、その時期に優先するものを決めます。
一 制度と日程を整理する
大学の募集要項、アドミッション・ポリシー、入試案内、所定様式を一緒に読みます。提出物と期限を一覧にし、学校への依頼や証明書の準備も含め、いつ何を行うかを見える形にします。
二 経験と関心を振り返る
活動歴の名称だけでなく、そこで何を見たのか、何に迷い、何を試したのかを話します。目立った受賞歴がなくても、続けて考えてきたことや、日常の小さな関心が大切な材料になる場合があります。
三 志望先との関係を確かめる
本人が学びたいことと、大学・学部で実際に学べることを照らします。授業、教員、研究領域、教育方針などを調べ、大学名だけではなく、なぜその場所なのかを具体化します。
四 提出書類を書く・推敲する
志望理由書、活動報告書、自己推薦書、課題文、ポートフォリオ等について、問いに答えているか、事実と考えが区別されているか、経験と志望がつながっているかを確かめます。文章の組立て、表現、字数も整えます。
五 小論文を読む・考える・書く
課題文や資料の読み取り、問いの分析、論点の整理、根拠の選択、構成、執筆、推敲を繰り返します。知識を並べるだけでなく、問われたことに自分の考えがどう応じているかを重視します。
六 面接で言葉を交わす
提出書類を読み直し、想定される問いを使って実際に話します。答えを丸暗記するのではなく、質問を聴き、必要なら考える間を取り、自分の言葉で返す練習をします。口頭試問やプレゼンテーションがある場合も、募集内容に応じて扱います。
すべてを毎回詰め込むのではありません。締切、試験日、学校の予定、一般入試の学習、生活の状態を見ながら、重点を移していきます。
文章と面接を、別々に仕上げない
志望理由書、小論文、面接には、それぞれ異なる形式があります。けれど、根にあるのは、何を受け取り、どう考え、なぜその進路を望むのかという一人の生徒さんの言葉です。
書いてみると、まだ分かっていなかった部分が見えます。話してみると、文章では整いすぎていた箇所や、本当に伝えたいことに気づきます。大学について調べ直せば、志望理由そのものが変わる場合もあります。
和会塾では、対話、調査、執筆、推敲、面接練習を往復します。初めから完成した答えを求めず、途中で生まれた疑問や言い直しも、準備の一部として扱います。
入試のために言葉を整えることは大切です。ただ、評価されやすい表現を外から借りるだけでは、質問が少し変わったときに言葉が続きません。自分が見てきたものを自分で理解していれば、書類と面接の間にも、自然な一貫性が生まれます。
[対話の実際] 和会塾が、対話を授業科目として扱う理由を見る
資格や活動歴の奥にあるものを見る
資格、受賞歴、活動歴、役職、継続年数は、本人を知るための手がかりです。努力や関心を社会へ伝える助けにもなります。和会塾は、それらの外形を軽く扱うわけではありません。
一方で、書類の空欄を埋めるために活動を増やしたり、大学が求めそうな人物像へ経験を作り替えたりすると、本人の関心が入試の道具になってしまいます。
大切なのは、何を持っているかだけではなく、その経験をどう受け取り、そこから何を考えてきたかです。
華やかな経歴の中にも、まだ言葉になっていない経験があります。目立つ実績がなくても、長く向き合ってきた問いがあるかもしれません。外形の奥にいる本人へ目を戻し、伝えるべき材料を探します。
[関連する考察] 資格が与える『借りた自信』と、本人への信頼について読む
和会塾が行わないこと
推薦入試では、本人の経験と言葉が評価の対象になります。支援する側が先回りしすぎると、整った文章と引換えに、本人が考え、選び、表す機会を奪いかねません。そのため、次のことは行いません。
- 志望理由書、活動報告書、小論文、その他の提出物を本人に代わって作成すること。
- 経験や実績を事実以上に見せたり、存在しない経歴を加えたりすること。
- 書類に書くためだけの資格取得や活動実績づくりを、本人の関心より先に勧めること。
- 受かりやすそうな決まり文句を当てはめ、面接の答えを丸暗記させること。
- 志望校、入試方式、進路を本人に代わって決めること。
- 合格を保証したり、限られた資料だけで合否を断定したりすること。
- 出願アカウントを預かり、入力、支払、送信等の手続を代行すること。
文章へ具体的な修正を提案し、内容上の不足や矛盾を率直に伝えることはあります。制度上の注意点や別の選択肢も示します。
それでも、最後に考え、選び、提出する主体は生徒さんご本人です。未成年の方は、保護者の方、在籍校とも必要な情報を共有し、出願前の最終確認を行ってください。
[担当者と支援の範囲] わたなべの経歴と、和会塾が行わないことを見る
CプランとSプラン
推薦入試の準備を中心に進める場合はCプラン、一般入試の国語、推薦入試、小論文、対話、日々の学習や生活を一つの流れで扱う場合はSプランが近くなります。
| プラン | 主な対象 | 時間の中心 | 時間・月額(税込) |
| C | 推薦入試の準備を中心に進めたい生徒さん | 制度・日程、提出書類、小論文、面接 | 60分×月4回 29,800円 |
| S | 一般入試と推薦入試を一つの流れで扱いたい生徒さん | 一般入試の国語、推薦、小論文、対話、学習と生活 | 60分 34,800円 90分 39,800円 各月4回 |
C|推薦入試対策プラン
志望校の制度と日程を調べ、提出書類、小論文、面接を準備します。推薦入試を選ぶかどうかの検討、志望先の比較から始めることもできます。
[内容と料金] Cプランを見る
S|国語・対話・推薦総合プラン
共通テスト・二次試験等の国語と、推薦入試の提出物・小論文・面接を総合して扱います。出願時期や試験日、現在の学習と生活を見ながら、その時期の重点を決めます。
[内容と料金] Sプランを見る
どちらが近いか決めにくい場合は、プランを選ばないまま初回無料体験へ進んで構いません。現在の課題と予定をうかがい、一緒に整理します。
初回無料体験で確かめられること
初回無料体験では、現在の進路、志望校、検討している入試方式、期限、準備しているものをうかがいます。志望理由書等の下書きや募集要項があれば、画面で共有いただいて構いません。まだ何も決まっていない場合は、そこから始めます。
相談の後、実際に近い形で20〜30分ほど、資料を読んだり、問いを交わしたり、文章の一部を一緒に考えたりします。全体の所要時間は約45〜60分です。保護者の方だけで、現在の状況や支援の範囲を確かめることもできます。
体験の場で受講や出願方針を決める必要はありません。体験後に、こちらから無理に継続を勧めることもありません。
あわせてご覧いただけます
[実際の関わりから] 進路について、身近なことから一緒に考えた例を読む
[考え方] 推薦入試の本質と、その指導のあり方を読む
[よくあるご質問] オンライン、機材、振替、教材等を確認する